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​市街化調整区域内の既存宅地(農家住宅)

不動産の概要

​ 物件のある○○市○○町は全域が市街化調整区域で、大部分が畑矢田の農地が多く、現在も農村風景を多く残している

 最寄駅からは約3km

 接面道路は5m

 物件は道路から1m~5m高く接面する約1400㎡の角地で、

​ 道路沿いは法地や一部コンクリート擁壁が設置されている。

問 題 点

課題1

​ 物件のある○○市の宅地開発の可否判定基準では

 ①市街化調整区域になる以前の登記の日付で「宅地」であること。

 ②建築物の連担に関する基準に該当すること。

 上記基準に合致していれば宅地開発が可能となります。

課題2

​ 物件のある○○市の宅地開発指導要綱に基づいて

 ①開発計画、造成計画を策定

 ②造成工事費を専門業者に依頼

  特に新設の擁壁工事費、既存擁壁の撤去、

  裏山の土留擁壁工事費の積算

 

​鑑定評価による価格

 物件のある○○市の宅地開発の可否判定基準​に合致することを市の担当課で確認し、宅地開発指導要綱に基づいて、開発計画、造成計画を策定し、造成後の想定更地価格から、工事業者に依頼した造成工事費等を控除した開発方式を採用して、鑑定評価額を求めた。

  

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路線価価格との比較

 結論として宅地の面積が広いこと、擁壁の築造コストが大きいことなどから、鑑定価格が路線価格を大きく下回りましたので、鑑定価格で税務申告をいたしました。

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